東北の大震災から９年。
当時、私は保育士をしていました。
０歳児を担当していて、殆どの子供が１歳になっていましたが、０歳の子供もいました。
翌日に卒園式を控え、3時のおやつ時、突然横揺れが❗️
鉄筋コンクリートのおかげか、震度５もあったとは思いもよりませんでした。
机の上にはおやつのメロンパンがお皿に乗ったまま、動いている。
１歳の子供達は保育士の指示で机の下に潜り込む。
今思うと、１歳の子供が机の下に潜るなんてすごいことだと思います。これも月に１回の避難訓練のおかげ。
その後、東北が大変なことになっていることを知り、愕然としました。
津波の映像は思い出すだけでも胃がキュッとなります。お腹に何か入れられて握りつぶされたような感じ。
その後、計画停電でどう乗りきるかみんなで考えている中、地域の大型ショッピングセンターに問い合わせると、「保育園」と言うことで、販売前にも関わらず、ランタンを譲っていただきました。
どれだけありがたいと思ったことか。
子供達は部屋のあちこちに光るランタンを珍しそうに見て、おかげで誰一人泣かずに過ごすことができました。
今でもたくさんの人が仮設住宅で暮らしているとのこと。
いつになったら完全復興するのか、もしかしたら何十年も掛かるかもしれない。
正直なところ、自分の思いをどういう言葉で表現したらいいのか分かりません。
風化させてはいけないこと、今でも仮設住宅で大変な思いをしている人がいること、たまたまここに住んでいたから大きな被害に遭わなかっただけで、これを当たり前と思ってはいけないこと…は、変わらずに思い続けていることです。
【頑張れ東北❗️】が、１日でも早く、震災の言葉ではなくなることを願っています。
